こう言ってピンと来る人はいるだろうか? そう、甲斐バンドのヒット曲。では、でいごの花が咲き 風を呼び嵐が来た……そう聞いてフムと頷く人はいるだろうか? これは、宮沢和史のTHE BOOMの大ヒット曲、「島唄」だ。プロデューサーは二曲とも佐藤剛さん。実はこの人、佐藤剛さんがRomancer Caféで連載を始めることになった。なに、なに、Romancer Caféだァ? 連載だァ? そのご質問はごもっとも、徐々にお話し申し上げるとして、佐藤剛さんの代表的著作は、『上を向いて歩こう』(岩波書店)。あのアニメで有名なジブリが発行している『熱風』で連載された作品でもある。『黄昏のビギンの物語』(小学館)。つい先だっての6月14日に発売になった『美輪明宏と「ヨイトマケの唄」』(文藝春秋)。音楽関係で意欲的な作品を次々と送り出している。その佐藤剛さんが、今度はRomancerに書き下ろしを連載で執筆されることになりました。
題して『それは「ない」からはじまった――阿久悠と歌謡曲の時代』。連載なのでどこまでいくか分からない。少なくとも100回や200回は下らないだろう。すでに大部な原稿をボイジャーは手にしているのです。
https://romancer.voyager.co.jp/cafe
7月1日はちょうど3年前、Romancerがスタートした日です。この3年間に、会員は4,000人に、ここで製作されたデジタル出版は20,000点を超えました。Romancerは、池澤夏樹、片岡義男、栗本薫(中島梓)という著名な作家の方々の作品参加もいただき、大学教授やさまざまな分野のエキスパートからも制作への意欲を注いでいただきました。この傾向をさらに力強く世の中に訴えていくために、ボイジャーはデジタル発の企画を投入することになったのです。力作、新奇作、有名作品など、今後はどんどんRomancerを通して公開されていく機会が増えていくことでしょう。そんな状況を先取りして、ボイジャーはRomancerのWebページの中に雑誌機能を持つ“廣場”を構築することになったのです。これがRomancer Caféです。Webで見ている限りは、コーヒーもカクテルも出てきません。それらは画面を見ながらご自分で用意してください(笑)。
でも、ここから、将来のヒットが出てくるとしたら……みなさん、少し早まったと思ってらっしゃるでしょうが、デジタルをやってよかったですよ、本当に!
Text Tシャツを着てニンマリ笑顔の佐藤剛さん
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