デジタルの海へ 片岡義男・小説500作品へ快調!

 2015年7月より始まった『片岡義男 全著作電子化計画』。すでにWEBサイト「片岡義男.com」において200作品の小説を公開・販売が実現しています。

 

 みなさんは、片岡義男をご存知でしょうか?
 著者紹介には、「戦後の日本文学として、極めてめずらしい突然変異。日本語で書かれた小説として、英語との緊張関係を忍ばせた論理的な文法構造。男と女ではなく、彼と彼女の小説」とあります。ウィキペディアでプロフィールを見てみると、「小説家、エッセイスト、写真家、翻訳家、評論家」と、多様な肩書きがそこにあります。そのうち小説についてだけでも、実に500作品を超えています。

 

 「過ぎ去って終わり、そりゃ悲しい」。今の若い人に片岡義男を知る人が何割いるでしょうか? あるいは東野圭吾、あるいは池井戸潤を愛読する人々が、片岡義男を手に取る機会はあるのでしょうか。書店にいけば人気作家の新刊は店頭に平積みされています。しかし、片岡義男の、それも初期の著作は、どこへ行けば読めるのでしょうか。
 その答えがここにあります。

 

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9月刊行の29作品はこちらから

 片岡義男電子化・小説500作品への道。膨大な量の片岡義男ワールドの、その扉をロマンサーは開くことができます。クリック一つで、いとも簡単に、誰もが片岡義男の魅力的な世界に入ることができます。私達の父母や祖父母が熱狂した片岡義男の面白さを私達の友人たちや恋人たちに伝えるべく、さまざまな新方式が模索されています。

 新しい電子書籍化支援マシン。あるいは、新しい校正ツール……開発される新しいパワーをどんどんつぎ込んで、片岡作品はみるみる若返るようにデジタル化されています。そんな現場に立ち会っている興奮を覚えます。

 

 9月16日、いよいよ新刊29作品がリリースされ、その内3作品には片岡義男の敬愛する写真家・佐藤秀明氏のショットもふんだんに収録されています
 片岡ワールドはまだまだ続きます。その素晴らしい物語の世界への道を、みんなで切り開いていきましょう。

 

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