『The Freshness Keeper』
セリフがなく、ショートムービーを見ているかのような絵本がRomancerで公開中です。独特な世界観が気になり、作者の神尾未歩さんにインタビューをさせていただきました。
◎本をクリックすると作品が読めます
ビルの端から下界を眺める男性。見つめる先には……
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――突然のインタビュー、快く引き受けていただきありがとうございます! 簡単に自己紹介をお願いします。
はじめまして。神尾未歩と申します。京都精華大学芸術学部映像コースでアニメーションを専攻していました。卒業後、フリーでイラスト/デザイン制作の仕事をしています。
――世界観が気になりました。作品のアイディアと制作期間を教えてください。
アイディアは6年前からあり、当時は文字だけで構想を書いていました。“死んだ魚の目”という言葉からイメージを膨らませてイワシ男のキャラクターを登場させました。
この作品は今年の1月から仕事の合間に少しずつ描きました。もう少し早く完成する予定だったのですが、もっと描きたくなり約半年かかってしまいました(笑)
――電子本で読んでみていかがでしたか?
iPhone、パソコンで自分の作品を読みました。シンプルで読みやすく、すぐに友達に知らせることができたのがうれしかったです。もともと紙で本を作ろうとしていたのですが、初心者だったのでお金の心配がありました。でも、電子本なら簡単に作れるし、紙に印刷した時に色味が違う…! なんて問題は起きないので、デジタル上で完結して良かったです。
――神尾さんの他の作品はどこで読めますか?
YouTubeに映像作品を公開しています。『Sink from the Sink』はそのうちのひとつです。Twitter(@miho_kamio)では『The Freshness Keeper』の制作過程を写真でいくつかアップしています。
――次回作、電子本で出したいですか?
描きたいことはたくさんあります。でも、どこから手をつければよいか……(笑) 今回と同じ分量の作品をまた、Romancerに投稿したいと考えています。ぜひご期待ください。
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神尾さんインタビューありがとうございました!
作品を描き上げるまでは大変ですが、電子本を手軽に制作、そして即座に読者に届ける点でRomancerを活用していただき嬉しい限りです。次回作、期待しています!