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2015年4月21日
『知日』モデル………そんな言葉をご存知だろうか? みんながあっちという時代に、こっちと逆を行く。みんなが右という世の中で、左と叫ぶタイミングを見計らう、この逆手ビジネスを『知日』モデルというそうだ。中国での若者対象に『知日』という雑誌が大きな人気になっている。
日本でも潮出版からダイジェスト版『知日–––––なぜ中国人は、日本が好きなのか!』が出版され、あっという間に実売で13,000部を越えたという。編集長は蘇静さんという34歳のまだ若い青年だ。日本語を話すわけでもない。でも『知日』なのだ。もっとも、日本に「首謀者」とも言える男がいる。神戸国際大学教授の毛丹青さんだ。なぜ、『知日』は中国で受け入れられたのか? 『知日』モデルを知る鍵となるRomancerでの一冊が公開されている。まだ誰も『知日』のことなど知らない時期(2014年5月16日)に、日本記者クラブで行われた毛丹青さんの講演録だ。題して“「反日」下での『知日』の成功” だ。